里芋を通じて
地球のためにできること
SDGsへの取り組み
農業に携わる企業としての役割
SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」として掲げられました。
SDGsは、先進国、途上国問わず、すべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標です。17のゴールと、その課題ごとに設定された169のターゲット(達成基準)から構成されます。
貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーに至る広範な課題を網羅しています。豊かさを追求しながら地球環境を守り、「誰一人取り残さない」ことを強調、人々が人間らしく暮らしていくための社会的基盤を2030年までに達成することが目標とされています。
17のゴールのうち、「2.飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」「15.陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」は、私たち農業生産者が大きく関われる分野です。
「持続可能な農業を促進する」への取り組み
この目標は2030年までに、飢餓とあらゆる栄養不良に終止符を打ち、持続可能な食料生産を達成することを目指しています。また、誰もが栄養のある食料を十分得られるようにするためには、環境と調和した持続可能な農業を推進し、生産者の所得を確保し、農業生産性を高めることが重要だと農林水産省は述べています。
私たちは里芋の洗い加工のみならず、本格的に加工及び商品開発事業を行い、世界中に里芋商品を展開することで、この分野に積極的に取り組んでいます。

「土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」への取り組み
戦後の食糧危機における対策として、農薬や化学肥料に依存した大量生産型の近代農業が現在でも続いています。自然界に存在しない化学物質を土や水にためこんでしまった結果、自然の生態系を壊してしまい、持続可能な農業ができなくなる恐れがあります。
しかし、これまで近代農業で生計を立てていた生産者の方は急には変われません。私たちは無農薬無化学肥料による農業を推進し、そのノウハウを地域に還元することで、生態系の回復と持続可能な農業を推奨したいと考えています。
