里芋は子孫繁栄のシンボル
山形では祝の食べ物
里芋マイスターとして
当社では、土付里芋の販売や、土付里芋を洗って煮るだけの状態にしたもの洗い里芋を製造・販売しています。里芋は農薬・化学肥料不使用の自社栽培と、南は九州から、関東、東北、山形まで、全国の里芋の特徴や味を徹底的に調べ、季節に応じて新鮮でおいしいものを全国から仕入れ、べお客さまにお届けしています。
山形県産の里芋のほとんどは「土垂(どだれ)」という品種です。粘りが強く、ねっとりトロっとしているのが特徴で、楕円形をしています。まんまる球形のほくほく石川早生とは違った食感や味わいになります。もちろん土垂でも、土地柄で違いがありますので、ぜひ、好みの里芋を見つけてください。成長段階(時期)によっても味わいが違うため、料理によって使い分けるのもいいと思います。
どんな里芋が欲しいのか、どんな料理に使いたいのか、お客さまのリクエストにきめ細かにお応えできるよう、常にアンテナを張り巡らし、情報収集と味への追求を怠らず、「里芋のことなら、さとう農園に聞け」と言われるように邁進していきます。
里芋の栄養成分と効能
- 品種
- 里芋は、サトイモ科サトイモ属の多年草です。
- 原産地
- インド東部からインドシナ半島にかけての南アジアが、原産とされています。熱帯性の植物なので、寒さには弱く、日本では東北地方が栽培の北限です。
- 里芋の歴史
- 里芋は、東南アジアや太平洋諸島などの原産地域では「タロ」とよばれています。「タロ」は、サトイモ科、サトイモ亜科に属する芋で、野生種に近く、日本の一般的な「里芋」とは、見た目も食べ方も違います。「タロ」は、荒れた地でも簡単に栽培でき栄養も豊富なので、古くから南アジアの伝統的生活を営む民族の食生活を支えてきました。「タロ」の品種は、各民族に独特の多くの品種があり、アジアを中心に広い範囲で200種以上もの種類が作られています。
一方、現在の日本の「里芋」は、寒さに適応してアジア北部に広がった品種で、中国では紀元前から栽培の記録があります。
日本への渡来は、稲作が始まった縄文時代後期より古いとされています。山で取れるイモを「山芋」言うのに対して、里で栽培されることから「里芋」という名が付いたそうです。江戸時代にサツマイモが渡来するまでは、芋といえば、里芋でした。お正月や、お月見などの儀礼食に里芋をもちいる習慣があるのは、稲作以前のイモ文化の名残と考えられています。旬は、秋から冬にかけてです。 - 里芋の栄養素
(100gあたり) -
- エネルギー
- 58kcal
- 水分
- 84.1g
- タンパク質
- 1.5g
- 脂質
- 0.1g
- 炭水化物
- 13.1g
- 食物繊維(総量)
- 2.3g
- カリウム
- 640mg
- ビタミンB1
- 0.07mg
- ビタミンB2
- 0.02mg
- ビタミンB6
- 0.15mg
洗い里芋について
洗い里芋とは、皮むきいらずで、すぐに調理できるように、皮を剥いて洗ってある里芋です。袋から出して、水洗いするだけでOK。調理の際に面倒な皮をむく必要がありません。さといもや さとう農園の看板商品です。
洗い里芋は、伝統技術により丹精込めて作られています。里芋洗い装置を使用し、里芋と里芋が互いに皮を擦り合わせることによって、真っ白でツルツルな肌に仕上がります。
洗い上がった里芋は、傷みがないかをチェックし、不要なところがあればひとつひとつ手作業で丁寧に取り除きます。里芋も人間と同じように、顔も形も異なります。それぞれの形にあったむき方をして、個性を引き出します。